インドの子どもは、どう育つのか

保育児童学の研究者・深町澄子が、2016年から2025年にかけてインドで記録した子どもの育ちと教育。西インドのムンバイと南インドのチェンナイで、国際バカロレア校から公立校、スラムの預かり所まで歩いた29本の記録です。

インドでは、生まれた家庭によって子どもの育ち方がまるで違います。


運転手の送迎で登校し、鞄はベビーシッターが持ち、雨の日は横から傘を差しかけられる子どもがいます。その同じ街に、母親がメイドとして働くあいだ、宗教ごとに開かれた預かり所で一日を過ごす子どもがいます。寄付された古着を着て、サイズの合わない靴で。どちらも、同じ時間に、同じ街にいます。


私はその両方の場所に通いました。国際バカロレア認定校の教室にも、公立のガバメント・スクールにも、スラムの預かり所にも。見てきたことは、驚きとしてではなく、事実として書き留めることを心がけてきました。


2016年10月から2025年6月まで。途中、新型コロナウイルスの影響で1年半ほど日本に退避した時期を挟みながら、ここにある29本を書きました。


二つの調査期間


西インド・ムンバイ編 2016年10月–2021年3月/17本

アラビア海に面したインド最大の商都。人がひしめき、祭りが街を埋め、富とスラムが隣り合う街。渡航から、コロナ禍での一時退避をはさんだ期間の記録です。
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南インド・チェンナイ編 2021年4月–2025年6月/12本

ベンガル湾に面した南インドの中心都市。言語も食も学校のありようも、ムンバイとは別の国のように違いました。2021年9月の移住から、帰国までの記録です。
チェンナイ編の12本を読む


書き手について


深町澄子(ふかまち すみこ)

保育児童学を専門とし、なかでも音楽教育を中心に、子どもがどう育つのかを研究しています。お茶の水女子大学大学院後期博士課程を経て、現在お茶の水女子大学国際教育センター勤務。インド滞在中は、学校教育発達支援コーディネータおよびインジャンバッカム・スクール講師として、支援を必要とする子どもたちのそばにいました。



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